木の机に置かれた開いたノートとペン

技術士をAIで独学する方法と注意点【2026年11月試験】

技術士は、AIを使って独学する道もあります。ただし、AIの説明は過去問の解説と組み合わせ、答えを確かめながら使うのが前提です。この記事は主に第一次試験の対策で、第二次試験の記述式の練習は技術士二次試験とは?試験日・申込・科目・合格率・勉強方法にまとめています。まず過去問を解いて解説を読み、解説で分からない所だけをAIに聞く順番にすると、要点に早く届きます。AIは計算の途中の数字や単位、条文の細かな数値を、もっともらしく違えることがあるので、答えは過去問の解説で確かめてください。

技術士の要点(2026年11月試験)

次の試験2026年11月試験:2026年11月22日(日)
申込期間2026年6月10日〜2026年6月24日受付終了
合格発表2027年2月24日(予定)
受験手数料第一次試験 13,000円
第二次試験 20,500円
合格基準第一次試験は、基礎科目、適性科目及び専門科目の各々の得点が50%以上(免除される試験科目を除く。)
直近の合格率
第一次試験
33.8%(令和7年度 第一次試験・受験者17,013人中5,754人)
直近の合格率
第二次試験
11.4%(令和7年度 第二次試験・受験者24,135人中2,752人)
試験の回数第一次試験は令和8年度は11月22日の1回(筆記試験)。第二次試験は令和8年度の筆記試験が7月19日・20日、口頭試験が12月上旬〜令和9年1月中旬

出典:主催者の発表

技術士とは?難易度と合格率の目安

技術士は国家資格の試験で、合格したあとに登録の手続きをすると「技術士」と名乗れます。難易度の目安は、令和7年度の受験者に対する合格率は、第一次試験が33.8%、第二次試験が11.4%(主催者の発表)。受験資格と申込方法の説明は、技術士とは?難易度・合格率・勉強方法・試験日・申込方法にまとめました。

技術士の日程は、いつ?

技術士一次試験の2026年11月試験の試験日は2026年11月22日(日)で、申込の受付は2026年6月24日で締め切られました。2026年11月試験の合格発表は2027年2月24日(予定)です。AIで計画を立てる前に、この日程を最初に伝えておくと、逆算の計画が組みやすくなります。申込は郵送受付とWEB受付の2つです(主催者の発表)。日程と申込の細かな決まりは技術士とは?難易度・合格率・勉強方法・試験日・申込方法に載せています。

技術士の試験の内容と区分は?

技術士の第一次試験は、五肢択一式(マークシート方式)で答えます。区分は基礎科目と適性科目と専門科目の3つです。区分ごとの問題数や時間は、次の表にまとめています。

技術士の筆記試験の形
区分出題の形問題数時間
基礎科目五肢択一式(マークシート方式)30問60分
15:00〜16:00
適性科目五肢択一式(マークシート方式)15問60分
13:30〜14:30
専門科目五肢択一式(マークシート方式)35問120分
10:30〜12:30
必須科目記述式(600字×3枚)—120分
10:00〜12:00
選択科目記述式(600字×3枚・2問)—210分
13:00〜16:30

出典:主催者の発表

科目ごとの出題範囲:科学技術全般にわたる基礎知識/技術士法第四章(技術士等の義務)の規定の遵守に関する適性/選んだ1技術部門に係る基礎知識及び専門知識(20部門から1つ)/技術部門全般にわたる専門知識、応用能力、問題解決能力及び課題遂行能力に関するもの/選択科目についての専門知識及び応用能力、問題解決能力及び課題遂行能力に関するもの

技術士の試験の正式な情報や最新情報は、主催者のページで確認できます。

生成AIとは?技術士の勉強での使い道

生成AIとは、文章、画像、プログラムなどを作り出せるAIモデルにもとづくAIの総称です(総務省・経済産業省の資料)。たくさんの文章を学んだAIモデルが、問いに合わせて答えの文章を組み立てます。便利ですが、もっともらしい誤りを書くこともあるので、技術士の勉強では教材や過去問の解説で確かめながら使うのが基本です。

技術士の勉強に使える生成AIは、ChatGPT・Gemini・Gemini Notebook・Claude・Microsoft Copilotです。無料で使える範囲と有料のプランは、次の表とAIごとの節に書いています。

技術士の勉強に使える主な生成AIの料金(2026年10月30日時点)
名前・提供無料で使えるか有料プランと月額
ChatGPT
OpenAI
無料版があります(ファイルのアップロード・画像の作成などは回数に上限があります)Go:月額¥1,400
Plus:月額¥3,000
Pro:月額¥16,800から
Gemini
Google
Googleアカウントがあれば無料で使えます(量に上限があります)Google AI Plus:月額¥725
Google AI Pro:月額¥2,900
Google AI Ultra:月額¥14,500から
Gemini Notebook(旧 NotebookLM)
Google
無料で使えます(ノートブック100冊、1冊に資料50件まで)Google AI Plus・Pro・Ultra:上限の引き上げが含まれる(料金はGeminiと同じ)
Claude
Anthropic
無料版があります(ウェブ検索・ファイルの作成が使えます。プロジェクトは5個まで)Pro:月払いで月額$22(消費税10%込み)
Max:月額$110から
Microsoft Copilot
Microsoft
Microsoftアカウントで無料で使えます(使える量の上限は低く設定されています)Microsoft 365 Personal:月額¥2,130
Microsoft 365 Family:月額¥2,740
Microsoft 365 Premium:月額¥3,200

料金は各社の日本向けのページの表示です。(OpenAIの掲載・Googleの掲載・Anthropicの掲載・Microsoftの掲載)

技術士のAIで勉強する方法

技術士の勉強でAIが役立つのは、解説や教材で分からなかった所を、自分のペースで何度でも聞き直せる点です。本を最初から読み込んでから問題に進むより、過去問を先に解き、つまずいた所だけをAIに聞くほうが、時間をかける場所を絞れます。次の五つの使い方が、技術士と相性がよいです。

技術士の用語を自分の言葉で言い直す

技術士の解説に出てくる用語が分からないときは、AIに「身近なたとえで」「順を追って」と頼むと、別の角度から説明してもらえます。説明を読んだら、自分の言葉で言い直し、AIに足りない所を指摘してもらうと、理解の穴が見つかります。

例:「この用語を身近なたとえを使い、順を追って説明してください。」

技術士の数字と単位を一つずつ確かめる

計算の問題は、数字の写し間違いや単位の扱いで答えが変わります。AIには「どの数字を使ったか」「単位はそろっているか」を一つずつ聞いてください。答えの数字は、解説の計算の式でしっかり確かめてください。

技術士のノートから確認の問いを作ってもらう

自分で作ったノートや要点の文章を貼り付けて、「この内容から確認の問いを作って」と頼むと、覚えたかどうかを手早く確かめられます。用語の定義を覚え直すときにも使えます。

技術士の誤答は、なぜ違うのかを聞く

間違えた問題では、正しい選択肢の理由に加えて、自分が選んだ選択肢がなぜ違うのかを聞いてみてください。同じ論点の別の問いにも対応しやすくなります。

技術士の計画を試験日から逆算する

試験日、一日に使える時間、得意な区分と苦手な区分をAIに伝えると、試験日から逆算した計画の案を作ってもらえます。区分ごとの時間は上の表で確かめてから伝えてください。まとまった時間が取りにくい人は、「平日は移動中に一問ずつ、週末に計算を解き直す」のように、スキマ時間を軸にした計画を頼むと続けやすいです。

AIの答えに迷ったら、同じ問いを言い方を変えて聞き直してみてください。答えが大きく変わるなら、その点は解説で確かめる印として扱ってください。

ChatGPTで技術士を勉強する方法

ChatGPT(OpenAI)を技術士の勉強に使うなら、過去問の解説で分からなかった所を、問題の写真やPDFと一緒に聞く使い方が向いています。ChatGPTの無料の範囲は、無料版があります(ファイルのアップロード・画像の作成などは回数に上限があります)。料金はGo:月額¥1,400、Plus:月額¥3,000、Pro:月額¥16,800からのように分かれています。

ChatGPTの料金と機能
提供OpenAI
無料で使えるか無料版があります(ファイルのアップロード・画像の作成などは回数に上限があります)
有料プランと月額Go:月額¥1,400
Plus:月額¥3,000
Pro:月額¥16,800から
勉強に関係する機能問題の写真やPDFを読み込ませて質問できる(無料版から。量に上限がある)
「検索」の機能がすべてのプランにある
料金のページのプランの比較に「学習モード」の行がある

出典:OpenAIの掲載

数字や図を写真で聞いたときは、読み取りを間違えることがあります。答えは過去問の解説や教材で確かめてください。

Geminiで技術士を勉強する方法

Gemini(Google)は、用語の説明や、解説の読み取りを手伝ってもらう使い方に向いています。Geminiの無料の範囲は、Googleアカウントがあれば無料で使えます(量に上限があります)。有料の料金はGoogle AI Plus:月額¥725、Google AI Pro:月額¥2,900、Google AI Ultra:月額¥14,500からです。

Geminiの料金と機能
提供Google
無料で使えるかGoogleアカウントがあれば無料で使えます(量に上限があります)
有料プランと月額Google AI Plus:月額¥725
Google AI Pro:月額¥2,900
Google AI Ultra:月額¥14,500から
勉強に関係する機能ほとんどの形式のファイルを読み込める(1回に10個まで)
回答の一部はGoogle検索の結果をもとにしている

出典:Googleの掲載

Gemini Notebook(旧 NotebookLM)で技術士を勉強する方法

Gemini Notebook(旧 NotebookLM、Google)は、自分の教材やノートのPDFを入れて、その資料だけをもとに質問する使い方に向いています。Gemini Notebookの使い方は、無料で使えます(ノートブック100冊、1冊に資料50件まで)。

Gemini Notebook(旧 NotebookLM)の料金と機能
提供Google
無料で使えるか無料で使えます(ノートブック100冊、1冊に資料50件まで)
有料プランと月額Google AI Plus・Pro・Ultra:上限の引き上げが含まれる(料金はGeminiと同じ)
勉強に関係する機能入れた資料(PDFなど)をもとに答える
2026年7月16日にNotebookLMから名前が変わった

出典:Googleの掲載

資料に書かれていないことは答えにくいので、条文や解説の資料も、今の版を入れて使ってください。

Claudeで技術士を勉強する方法

Claude(Anthropic)は、長いPDFの教材や解説を読み込ませ、分からない所を質問する使い方に向いています。Claudeの無料版は無料版があります(ウェブ検索・ファイルの作成が使えます。プロジェクトは5個まで)。料金はPro:月払いで月額$22(消費税10%込み)、Max:月額$110からです。

Claudeの料金と機能
提供Anthropic
無料で使えるか無料版があります(ウェブ検索・ファイルの作成が使えます。プロジェクトは5個まで)
有料プランと月額Pro:月払いで月額$22(消費税10%込み)
Max:月額$110から
勉強に関係する機能画像とPDFを読み込める(PDFは1,000ページまで、1回の会話に20ファイルまで)
「ウェブ検索」がすべてのプランにある

出典:Anthropicの掲載

数字の根拠をAIに聞くときは、答えだけでなく、使った式や決まりも説明させ、その式を解説や教材で確かめてください。

Microsoft Copilotで技術士を勉強する方法

Microsoft Copilot(Microsoft)は、WordやExcelで作ったノート、PDFの教材を読み込ませて、確認の問いを作ってもらう使い方に向いています。Microsoft Copilotの無料の範囲は、Microsoftアカウントで無料で使えます(使える量の上限は低く設定されています)。個人で使う有料の料金はMicrosoft 365 Personal:月額¥2,130、Microsoft 365 Family:月額¥2,740、Microsoft 365 Premium:月額¥3,200です。

Microsoft Copilotの料金と機能
提供Microsoft
無料で使えるかMicrosoftアカウントで無料で使えます(使える量の上限は低く設定されています)
有料プランと月額Microsoft 365 Personal:月額¥2,130
Microsoft 365 Family:月額¥2,740
Microsoft 365 Premium:月額¥3,200
勉強に関係する機能PDF・Word・Excel・画像などを読み込める(1回の会話に20ファイル、1ファイル50MBまで)

出典:Microsoftの掲載

答え合わせは、Copilotの説明を信じ切らず、過去問の解説と教材で行ってください。

技術士の勉強でAIが苦手な場面は?

AIは、大量の文章から言葉の並びを学び、問いに対してもっともらしい答えを作ります。内容を理解して正しさを確かめてから答えているわけではないので、次のような場面に注意が要ります。

  • 計算の途中の数字と単位:写し間違いや桁のずれが、答えまで残ることがあります。
  • 条文や規格の細かな数値:改正で変わったあとの数値を、古いまま答えることがあります。
  • 図と表の読み取り:図や表を読み違えたまま、筋の通った説明を続けることがあります。
  • 言い切りの強さ:間違えているときも自信のある言い方になるので、文の調子では正しさが分かりません。

AIの説明は「分かったつもり」を作りやすいので、理解の確認や仕上げは、答えと解説が確かめられた問題で行ってください。AIの説明と解説が食い違うときは、解説と条文の資料を優先してください。

技術士の仕上げは予想問題(模試)がよい理由

技術士の仕上げに予想問題(模試)を使うと、AIと進めた勉強で身についた理解が本番で通じるかを、答えの確かめられた問題で測れます。

過去問は、すでに問われた論点の集まりです。条文や制度が変わったあとの論点や、まだ問われていない角度の問いには、過去問だけでは備えにくいので、予想問題で角度を変えた問いを解いておくと安心です。

予想問題は、毎回の目標を本番の時間に合わせなくても進められます。ふだんは移動中に一問ずつ進め、試験が近づいたら一、二回、本番の時間で通して時間配分を確かめてください。流れは次の順番です。

  1. 技術士の予想問題に、移動中の時間で一問ずつ取り組む。
  2. 技術士で間違えた問題は、解説を時間をかけて読む。
  3. 技術士の解説でも分からない所だけを、AIに聞く。
  4. 技術士の解説とAIの答えが合わないときは、教材の解説を信じる。
  5. 技術士の分からない区分は、本でその分野を読む。
  6. 技術士の試験が近づいたら、本番の時間で通して解き、時間配分を確かめる。

技術士の予想問題(模試)と本を手に入れる方法

技術士の予想問題(模試)を選ぶときは、表紙やストアの説明に、次の試験に向けて作られた問題と書かれているかを確かめてください。過去問を区分ごとに、本番の時間を計って解く方法も使えます。

技術士の分からない分野を補う本

技術士の予想問題を解いて分からない分野が出てきたら、次の本で補うと、買う本を絞れます。

PR|このリンクから本が購入されると、当サイトに紹介料が入ります

  • 『2026年版 技術士第一次試験 基礎・適性科目 過去問題集』の表紙

    過去問題集

    2026年版 技術士第一次試験 基礎・適性科目 過去問題集

    前田隆文/電気書院/2026年5月1日発売
    技術士第一次試験の基礎科目・適性科目の過去問

    Amazonで見る

出典:国立国会図書館の書誌

本は、解説で足りないところを中心に選ぶと無駄が出にくいです。

まとめ:技術士をAIで独学する

  • 技術士の勉強でAIが役立つのは、用語の説明、計算の数字と単位の確認、確認の問いづくり、計画づくり。
  • 技術士の勉強に使える生成AIはChatGPT・Gemini・Gemini Notebook・Claude・Microsoft Copilot。
  • 技術士の勉強では、AIが計算の数字や条文の細かな数値で違う答えを返すことがあると覚えておく。
  • 技術士は、過去問、解説、AIの順に使えば独学で進められる。ただし、分からない分野は本で読む。
  • 技術士の理解の確かめと仕上げは、答えと解説のそろった予想問題(模試)で、移動中も一問ずつ進めるのがよい。

技術士のこのページの出典

  1. 公益社団法人日本技術士会「令和8年度 技術士第一次試験 実施案内」 (主催・2026年11月1日に確認)
  2. 公益社団法人日本技術士会「令和8年度 技術士第一次試験の実施について」 (主催・2026年11月1日に確認)
  3. 公益社団法人日本技術士会「令和8年度技術士第一次試験受験申込み案内」 (主催・2026年11月1日に確認)
  4. 文部科学省 科学技術・学術審議会 技術士分科会「技術士第一次試験実施大綱」 (主催・2026年11月1日に確認)
  5. 公益社団法人日本技術士会「技術士第一次試験の科目」 (主催・2026年11月1日に確認)
  6. 公益社団法人日本技術士会「技術士第一次試験 統計(令和7年度)」 (主催・2026年11月1日に確認)
  7. 公益社団法人日本技術士会「令和8年度技術士第二次試験受験申込み案内」 (主催・2026年11月2日に確認)
  8. 公益社団法人日本技術士会「技術士第二次試験 統計(令和7年度)」 (主催・2026年11月2日に確認)
  9. 公益社団法人日本技術士会「第一次試験合格者(の方へ)」 (主催・2026年11月2日に確認)
  10. 国立国会図書館サーチ「2026年版 技術士第一次試験 基礎・適性科目 過去問題集(書誌)」 (公的機関・2026年11月1日に確認)
  11. 総務省・経済産業省「AI事業者ガイドライン(第1.1版)」 (公的機関・2026年10月30日に確認)
  12. OpenAI「ChatGPT の料金(Pricing)」 (企業・2026年10月30日に確認)
  13. Google「Google AI のプラン(Google AI Plus・Pro・Ultra)」 (企業・2026年10月30日に確認)
  14. Google「Gemini アプリでファイルをアップロードして分析する(Gemini アプリ ヘルプ)」 (企業・2026年10月30日に確認)
  15. Google「Gemini アプリのプライバシー ハブ(Gemini アプリ ヘルプ)」 (企業・2026年10月30日に確認)
  16. Google「Gemini Notebook のプランに関する詳細(NotebookLM ヘルプ)」 (企業・2026年10月30日に確認)
  17. Google「Google Workspace Updates: NotebookLM is now Gemini Notebook」 (企業・2026年10月30日に確認)
  18. Anthropic「プランと料金」 (企業・2026年10月30日に確認)
  19. Anthropic「Upload files to Claude(Claude Help Center)」 (企業・2026年10月30日に確認)
  20. Microsoft「Microsoft 365 のプラン & 価格を比較」 (企業・2026年10月30日に確認)
  21. Microsoft「File upload in Microsoft Copilot(Microsoft Support)」 (企業・2026年10月30日に確認)

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